こんにちは、森ルイと申します。
私が住んでいるここ大崎上島は広島県の瀬戸内海の真ん中に浮かぶ小さな島です。
このホームページでは大崎上島の魅力を発信していきたいと思います。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。

 

私がこの島にやってきたのは2010年の秋。それまでは警視庁の女性警察官として11年半勤務し、女性白バイ部隊に在籍していました。ブライダルコーディネーターになるために退職を決め、その後に離婚することになり、今までの生活をリセットすることに。短大時代の友人がこの大崎上島にいて、毎年一度は訪れていたこともありこの島に住むことを決意しました。

 

私の住んでいるの家は古江区の築80年の旧家。そもそもこの家と出会えたことがこの島に住むことを決意するきっかけでした。島に移住を考えている時、広島県の空き家バンクでこの家を見つけ、退職金で購入できる金額だったので即購入を決意。都会ではワンルームマンション3年分の賃貸料と変わらない金額で、こんなにすてきな家が買えるというのも、田舎暮らしの魅力ですね。

 

旧家は『ルイの家』と呼んでいます。11LDKのとても広い家なので自分だけで住むのはもったいないと思い、WWOOF(ウーフ)という制度でWWOOFer(ウーファー)を受け入れています。これはWWOOFという事務局に登録している人たち(WWOOFer)にお手伝いをしていただく代わりに、食事と宿泊を提供するというシステムで、島での暮らしに彼らの労働力はとても助かっています。古民家ということもあって、アメリカ、フランス、デンマーク、アジア圏など世界各国からWWOOFerが訪れます。滞在期間は2週間ほどでルイの家の2階で寝泊まりしてもらっています。さまざまな国からやってくる彼らとの交流は私自身もとても楽しく、島暮らしをいっそう有意義なものとしてくれます。

 

WWOOF[ウーフ]とは?「食事・宿泊場所」と「力」を交換するしくみです。

自分が持っているものをあげ、持っていないものをもらう、というとてもシンプルなしくみです。その関係に、お金のやりとりはありません。「食事・宿泊場所」を提供する側をホストといい、「力」を提供する側をウーファーといいます。『食事・宿泊場所』と『力』のほか、WWOOFでは温かなコミュニケーションを大切にしています。

 

私は大崎上島の中心に位置する中野地区でantenna(アンテナ)というカフェを営んでいます。地元の人と観光客ともに交流ができ、島の魅力を発信できる大崎上島のアンテナショップになればと思っています。お店ではコーヒーなどの飲み物のほか、イタリア産のハムを特注のバゲットに挟んだイタリアンサンドなどの軽食メニューもあります。店頭には、グリーンレモンや甘夏のジャムなどの島の名産品や、島暮らしがちょっとステキになるようにと、海外のパスタや雑貨、ガレットやビスコッティも取り揃えています。この店でもWWOOFerが手伝ってくれていますので、antennaにお越しの際は声をかけてみてください。WWOOFerも皆さんと話せることを楽しみにしています。

自然豊かなこの島には観光客に知られていない良い場所がたくさんあります。このホームページや私のブログで大崎上島の情報を掲載していくので、みなさんもぜひこのすてきな島に遊びに来てみてください。心よりお待ちしています。